わたしが今年2月から3月にかけて教習所へ通った時の覚え書きを兼ねた、
免許取得までの記録です。別ブログで書いていた記事の再編集なので、バイクについてあまり知らない方にもわかるように書いています。
わたしと同じように、もしこれからバイクに乗りたいな~という、女子ライダー見習いの方の参考になれば嬉しいです(*^^*)
2日目⇒エリナ、こけまくる。の巻
3日目「驚きの再会」
4時間目「シミュレーター」
ここで実車でなくシミュレーター。
さて、4時間目はシミュレーター教習。
どんどん実車に乗って、実践を積み上げていきたい…!!
と思う心とは裏腹に、なぜかここでシミュレーター教習が入ります。なぜここで。
シミュレーターとは、ゲーセンにあるバイクのゲームがよりリアルになったやつ、という感じ。
エンジンをかけるためにキーを回すところからやらないといけない、細部まで全部するバイクのゲームです。笑
こんなん。
二輪教習は四輪のように、教官に一緒に乗ってもらってもしもという時ブレーキかけてもらったりできないので、
一般道での教習ができません。
よって仮免というものもなし。
一般道を経験できないかわりに、
シミュレーターを使って実際の道路の走行の練習をするようです。
この日は、ダイアン先生(2日目参照)がシミュレーターの教習をしてくれました。
この時間の教習のポイントは、
でこぼこの路面や急カーブ、強風の体験など、危ないシチュエーションを知ること。
砂利道での走行のしにくさや、一定のスピードでどこまで急なカーブを曲がれるか、
あとは橋などの横風の影響をどれだけ受けるかなどを体験しました。
なんですが、そもそも
このシミュレーターを扱うのが難しい!!
当然ですが、実車と感覚が違うし、
わたしはなかなか発進できませんでした。笑
はよいけって感じでスタート地点でずっとぶぅーんってやってた。
クラッチの感覚が難しいんやもん( ̄▽ ̄;)
走るコースはその場その場でダイアン先生がセレクトしてるんですが、
わたしが
「いきなり砂利道になった!!こけるー!!」とか、
「カーブが怖いです!こわいこわい!!」と
ぎゃあぎゃあ言って転倒してるのを、横でわははと楽しそうに見てます。どS。
「これくらい、バイクっていうのは路面の影響を受けやすい乗り物です。砂利であったり、マンホールであったり、そういったものにも注意を払わないといけないんですよね」
と、ダイアン先生。
うんうん、よくわかった。
わたしは普段車にはまったく乗りませんが、毎日自転車通勤なので路面の滑りやすさとかで転倒の恐怖はよく感じています。
バイクは転倒は即けがにつながるので、より注意しないといけないですね。
あと、わたしが面白いなと思ったのは、
左カーブより右カーブが怖いということ。
人は本能的に?左回りに動くくせがあるらしく、
無意識だと右回りより左回りに回りやすいそうです。
(だから、陸上競技のトラックは左回り(反時計回り)らしい)
右カーブだと、直前まで対向車が見えなくてミスると対向車にツッコみそうになるのも怖い。
こういうのはシミュレーターじゃないと分からないので、いい経験になりました。
「なんで二輪の教習受けに来たんですか?」
シミュレーターが終わって、ダイアン先生に
「なんで二輪の教習受けに来たんですか?」
と聞かれた。
「かっこいいバイクに乗れたらかっこいいなと思って…」
と、アホ丸出しの答えをするわたし(^-^;
「かっこいいバイクに乗って、自分で好きなところに自由に行きたいんです」というと、
「めっちゃいい理由じゃないですか。」とお褒めいただきました。
先生曰く、四輪は「親に言われたから」とか、「必要だから」とか、「資格として持っておいた方がいいから」という人が多くて、
純粋に「車が好き!乗りたい!!」と思って免許を取りに来る人は少数派だからと。
確かに、二輪免許は四輪と違って、物が運べるわけでもないし人をたくさん乗せれるわけでもない。
決して便利な道具ではないです。
趣味性の高い乗り物って言われますしね。
ほんと、「ただただかっこよくて乗りたいから」それが一番のモチベーションです。
中高生みたいだけど。
でも、一番大事な動機だと思うのです。
ダイアン先生に、「取れますよ。頑張ってくださいね!」と応援され、シミュレーターは終了しました。
5時間目「一本橋」
先生に「どこ中でした?」と聞かれる
5時間目は待望の実車です。
今回は初めましての先生。
今日も青い相棒の前に誘導されました。

準備体操を終えて、慣らし走行からスタート。
バイクに跨るためにクラッチを握ろう!
…として、間違えて指がホーンのボタンに当たり、
初っ端からまたホーンをプァン!!って鳴らしてしまいました。。ひいい(;▽;)
今回は私のバイクの前にもう一人教習の人が居たので、
その人に鳴らしたみたいになってしもたー!!(;´Д`)アワワワ
ってあわわとしてたら、先生が
「すんません、ボク鳴らしてしまいましたわ(・∀・)」
と、すかさずフォローしてくれました。
もう1人の教官さんが
「こわいわー、煽ってくんのやめてー!笑」ってちょっとふざけるように言って和んだ。
まぁわたしが鳴らしたのバレバレですけど、
さっと庇うの、スマートか!と思いました。笑
さて、気を取り直して慣らし走行…と思ってバイクに跨ったところで、先生に
「あの…エリナさん、どこの中学校でした?」と聞かれた。
「○○中ですけど…わたしをご存知ですか?」
と返すと、
「あの…ハナ(中学の時仲良かった友だち)の弟です。免許証見て、エリちゃんかなって…
今言うことじゃないですけど」
といわれ、
ああ!!ハナちゃんの弟のマサ君!!
とびっくり!!
ホンマに今言うタイミングじゃないけど!!
(出発しようとしていたので。笑)
そういえば苗字一緒やし、よく見たらマサ君が大人になった感じやわ!笑
(記憶の中のマサ君は小学生)
まさかの再会に、めっちゃテンション上がりました。
というわけで、5時間目はマサ君先生に一本橋の練習を付けていただきます。
課題「一本橋」
一本橋は、高さ5㎝幅30cm長さ15mの台の上を、低速で通行する練習。
この課題は、ゆっくり低速でバランスを取りながら進むのが肝なので、
「通過時間7秒以上」という時間が決まっています。
「こんな場所一般道にないぞ!!なんでこんな練習があるねん!」って思ったんですが、
これは細い場所を通るためではなく「低速で移動する練習」。
なので、ゆっくりの下限の制限時間がついているようです。
この細い台を上手に、ゆっくり通るために大切なのは、
「前輪ブレーキは使わない」
「ハンドルを小刻みに動かす」
「下を見ない、出口を見ろ」
「とにもかくにもニーグリップ!!」
です。
これは、わたしのバイクライフを応援してくれている職場の主任さん(大型乗り)、
あとさっきの時間のダイアン先生にも言われました。
わたしは挑戦してみて思ったのは、
台に乗る時が一番難しいな、ということでした。
台に乗るには5cmの段差があるのですが、
そこでだいたいバランスが崩れるので、「あわわわ」となったまま台の上をゆっくり進まないといけなくなります。
この課題に挑戦しているのはまだ実車3時間目で、
まだバイク自体の操作にも慣れていない状態で台の上をじりじりと走行するのは結構至難の業。
案外はじめのうちは普通に落ちずに通過できていたのですが、
先生のアドバイスを聞いて、いろいろ気を付けないと…と
考えれば考えるほどに何が何だかよくわからなくなってしまって…
結局何度もチャレンジしましたが、わたしは何度も回数を重ねるごとにちょっと下手になってしまいました( ;∀;)
しょんぼり。
緊張もしてるし、だんだん疲れてきてしまったかな。
なんとか一時間練習を終え、最後、停車するためにコース内のカーブを低速で曲がっていたのですが、
カーブ途中、何故かいきなりバイクがぶおおおん!!と加速して、
それにめちゃくちゃ驚いてテンパり、その場で派手に転倒。
マサ君先生が駆けつけて、バイクを起こしてくれました。
しょぼくれるわたしに、マサ君先生が「今日は2時間やったし、ちょっと疲れましたかね。」と声をかけてくれた。
最後は自力で発着点に戻ることもできず、謎のアクセルふかしで変なこけ方して、
マサ君先生にも情けないところを見せてしまい、
かなりへこんだ。
なぜかわからないけどいきなり加速して、操縦できなくなってこけた。
この謎のぶおおおおん!!からの転倒、のおかげで、
わたしはちょっとバイクが怖くなりました。
この謎ぶおおおおん事件で結構落ち込んだのですが、
この時の落ち込みなど、まだまだ序の口だったのです。。。
つづく。
(21.2.13)
応援よろしくお願いします!